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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)』感想 MCU第13弾。あの最高にカッコいいアクションがまた見れる!ヒーロー同士の大喧嘩が面白いぞ!

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (字幕版)

MCU第13作目。

キャプテン・アメリカシリーズ第3作。

 MCU最高傑作の2作目の感想はこちら。

1作目の感想はこちら。

今作からついにMCUフェイズ3に突入。

長い旅路の終わりが見える。

タイトルのシヴィル・ウォーは内戦・内乱と言う意味。

そう、あのデコボコヒーローたちが、ついに仲間割れです。

原作よりもエンタメ寄りに、悪者の暗躍によりヒーローたちが分断されるという分かりやすい設定になり、誰でも見やすい物になっているぞ。

ヒーロー同士のドンパチ、みんな見たかったろ?

作品情報

監督は前作ウィンター・ソルジャー に引き続き、 アンソニーとジョーのルッソ兄弟。

脚本も同様にクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーのコンビが続投。

もうこの4人がアベンジャーズなんじゃないか。

いや、どっちかというとファンタスティック・フォーか。

キャストはお馴染み、 クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン等々。

スパイダーマンやブラックパンサーといった、MCUの未来を担うヒーローたちが登場だ。

トム・ホランドも、チャドウィック・ボーズマンも役柄にピッタリ。

特にトム・ホランドの等身大で親しみが持てる感じは最高だね。

スタン・リーは2:14:40秒頃、配達員として登場。

ポストクレジットはスパイダーマン。

あらすじ

キャプテンアメリカ率いる新生アベンジャーズが、テロリストとの戦いの中で、民間人に多数の死傷者を出してしまった。

それを受けて作られた、「よく考えたら、ヒーローって危険じゃない?国連で管理しようよ。」という協定に賛成する者と、反対する者、両者に分かれてヒーロー同士が対決する。

そんな内輪もめの中、実はその裏で悪者が暗躍していて…。という話

感想

最高のアクション再び

前作キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版)から引き続き。アクションが超カッコいい。

序盤のキャップが盾をバウンドさせて扱うのがすげー好き。

あれだけで心掴まれる。みんな入射角・反射角アコガレあるよね?

あと、ルッソ兄弟のアクションって、皆無駄にクルクル回るんだけど、それがめっちゃカッコいいのよな。本当に分かってる男たちだよ!

そして、初登場のブラックパンサーのカッコ良さ。

デザインからしてもう最高なのに、あのネコ科っぽい動きのカッコいい事…。

アクションでは無いけど、最後の選択も陛下が一番カッコいいですよ。惚れますよ。

ワカンダフォーエバー!(出てこないけど)

ヒーロー対ヒーロー、夢の戦い

皆さんお待ちかねの最高の山場。

1人1人に見せ場があって、ちゃんと輝いていて素晴らしいんだ、これが。

特にアントマンね。あのボンクラお間抜けお父さんがこんな活躍してるの見ると、めちゃくちゃ感情移入しちゃうね。

ヴィジョンが引いた線を踏み越えて歩き出し、徐々にスピードアップして走り出すキャップたちが、本当たまりませんな!

戦闘中の軽口の応酬もめちゃくちゃ面白いし、見ていてただただ楽しい。最高のシークエンス。

個人の自由と集団の安全

今作の主題は大まかに言えば、トニー側の「強大な力を持った人間は危険だ。管理しなければいけない」というのと、スティーブ側の「ヒーローが戦う相手を自分で選べなくていいのか。命令が間違っているとき、どうするのか。」という意見の対立。

世界中の至る所で、好き勝手に戦闘を繰り広げるヤツらを危険視するのも分かるし、キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版)を見てきた我々は、組織と言うものが如何に不安定で脆弱な物か、良く覚えているはずだ。

関わる人間が多くなれば意思決定も遅くなるし、システムが出来れば必ずそれを悪用する奴が出てくるしね。

感情的にも、もし協定を飲んでいたら、命令に従ってバッキーを殺さなければいけないわけで、それを飲めないのも分かる。

 

しかし、このテーマは序盤だけ。

小難しくなるのを巧みに避けた構成で、後半は観客のエモーションを刺激するトニーとスティーブ、2人の感情の争いになっていく。

お互いのアイデンティティの核となる、譲れない部分での争いに。

頭ではなく、心で受け止める作品になっている。

最後の対決の痛みときたら…もう見てられないぞ…。

ソコヴィア協定って何なの

物語の発端となる「ソコヴィア協定」。

これは、ソコヴィアで起きたテロリストとヒーローたちの戦いの中で、スカーレット・ウィッチが敵の自爆から民衆を守り、爆発を上空にそらしたところ、9.11を思わせる様にビルが倒壊。

多数の死傷者を出してしまった事件が原因だ。

しかし、そもそもヒーローを国連で管理することで、この問題は解決できるのか?

超人の集団が暴れたってんなら、それも分かるけど、危険なテロリストとスカーレット・ウィッチの判断ミスでしかないわけで、ヒーロー管理じゃどうにもならんだろ。

民衆の信頼を得るためとか言ってるけど、本質的には何も解決しとらんじゃないか。

矛先向ける相手間違ってないか。

これは、超人的な力を支配し利用したい凡人共に都合良く使われるだけでは。

マグニートーがいたら大暴れしてるな。

トニー・スタークって何なの

トニーは自分の浅はかな行いが招いたAoUで、将来有望で優秀な若者が犠牲になってしまったという事がトラウマと化し、こんな協定に協力しているわけだけど、

それなのに、将来有望で優秀な若者であるピーターを超人たちの戦場に引きずり込むトニー頭おかしくない?

こっちに至っては若者と言うか、まだ子供じゃないか。

せめて、スパイダーマンから会いに行く形にすればよかったのに。

そこで「大いなる力には~」の話をやって、この男はヒーローとして扱わなければ、みたいにすれば良かったのに。

 

感情的になって人の話を全く話聞かないし、有無を言わせずに閉じ込めて「君のためだ」なんて言ってみたり、自分で戦場に子供呼んどいて使うだけ使って「帰れ」って言ったり、攻撃を避けただけで何も悪くないサムが「ソーリー」っつってんのにリパルサーでぶっ飛ばしたり、映画製作上の都合とはいえ、トニーが嫌な奴になりすぎだぞ。

むしゃくしゃしてブラック・ウィドウに当たってるのとかもう本当イヤ。本当に酷い事を言う男だよコイツは。

おかげで最後の最後まで、いまいちこの男の側にノりきれないんだよ。

気持ちはわかるんだけどさーってなっちゃう。

まとめ

俺はキャップのロマンスと、それを見てニヤニヤするサムとバッキーが見れただけで満足です。あそこマジ最高。

あとスコットがキャップに初めて会った時のリアクションね。見事なファンボの顔。最高。

ちょっと気になるのは、時間がなげーかなーってこと。

これは後にインフィニティ・ウォーでも感じるんだけど、もう少しタイトにならないものかね。

最後のツイストの存在によって、今までに無い新しい映画になってるのは確かなんだけど、正直空港でのバトルがピークで、その後ちょっとダレてしまう。

悪い意味じゃなく「見ていて辛い」というのもあってね。

ただでさえ登場人物が多いうえに、人間関係もドラマもしっかりと描き込みたいようだし、本来ならドラマでやるのが正解なんだろうな。

 

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次は、皆大好きカンバーバッチ。

ドクター・ストレンジ (字幕版)