映画感想ブログ シアターじぶんち

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『インクレディブル・ハルク(2008)』感想 俺の知ってるハルクじゃない!誰だお前は!MCU失われた第2作目

インクレディブル・ハルク(字幕版)

MCUの第2作目。

今回のヒーローは緑の巨人・ハルクだ。

当時から知名度バツグンで、日常的に比喩としてハルクの名前が使われたりもしていたと思う。

アン・リー版の映画もあったしね。

この映画の素晴らしい所は、ストーリー的に重要でないし、ハルクは俳優が変わってしまった事もあるしで、アベンジャーズを楽しむためには絶対見なければいけない!というわけでは無いという所だ。

無理して見る必要は無い。

異色の作品と言うか、ハッキリ言うと僕はこの作品が好きではない。

アベンジャーズ/エンドゲームを機に、MCUを見直そうと思い立ったのは良かったが、2作目にして心を折られた。

最初に見た時から時間も経っているし、見返してみて評価が変われば、と思っていたがやっぱり変わらず。

これからの20作品の中に、いくつか余り好きじゃない作品がある事を思い出し、ちょっと憂鬱になって来た。

ブログを始めるにあたって考えていた、「自分が好きじゃないモノでも、どこかに好きな人はいるんだから、否定的なモノについては書かない様にしよう」という思いもさようなら。

好きな人には本当に申し訳ない。

許してくれ。僕は、いつも怒っている。(この映画を見る時は)

あらすじ

兵士強化実験に参加していた科学者が、自らの体を実験台にしたところ、失敗。

感情が昂ると制御の効かない緑色の怪物に変身する身体となってしまう。

その力を欲する軍に追われながら、科学者は元の体に戻るための方法を探す。 

感想

導入が下手

タイトルバックで前日譚が掻い摘んで紹介されている。

どうやらある男が、何らかの実験に参加しており、それが失敗。

凶暴な怪物となり、恋人(?)を含めた周りの人間を傷つけ逃亡、追われているらしい。

と言うのが、主観と客観の入り混じった良くわかんねぇ映像で流される。

これタイトル出す前にもっと丁寧に描いて、苦悩する男の話として分かりやすくした方が良かったんじゃないか。

頭の良い科学者で、美人の恋人もいて順風満帆の生活を送る青年が、その万能感から自身の能力を誇示したいがために危険な実験に参加。

恋人には止められたりもするんだけど、それを振り切り、自らを実験材料として使う。

しかし、実験に失敗して理性をなくした怪物となり、大切な恋人や仲間を傷つけてしまう。

ここでハルクの凶暴性と危険性をしっかり映しておいて、自分の中の野蛮な部分を後悔し嫌悪する男がそれを受け止めて、認めていく話にすればいいじゃん。

なんでクレジットの後ろでチャカチャカ済ますのか。

この部分の時間削るほど、後の展開に内容あるか?

こんな美味しい話、ドラマの導入として最高じゃん。

破壊されたラボで1人呆然とするブルース・バナーを引きの画で撮って、そこで「インクレディブル・ハルク」ってタイトル出せばめっちゃ惹かれない?

何にせよ、この作品の最大の問題は、主人公であるブルース・バナーの事が良く分からないってことなのです。

好感が持てないどころか、そもそも誰なのか、どんな人間なのかも分からない。

そんな人間がどんなピンチに追い込まれていても興味が湧かないし、どうでもよくなってくる。

最初のアクションシーンまで20分程かかってるのも退屈に拍車をかける。

途中で過去の回想として前段階がインサートされるんだけど、それ謎にしておく必要ある?何の意味があるの?

役者が合ってない。

これは現在のMCUを見た後だからそう思うってのも大きいと思うけど、

今回、主人公のエリック・バナーを演じるエドワード・ノートンの違和感がすっごい。

エドワード・ノートンと言えば、ファイトクラブの主人公だけど、

まさか、このキャスティングここから思いついたんじゃないだろうな。

アベンジャーズからハルクを演じる事になるマーク・ラファロの、ブルース時のイケてない感じとハルクになった時のギャップが、エドワード・ノートンからはあんまり…。

ハルク映えしない顔というか何というか…。

作品のテイストのせいもあるけど、演技が無駄に重苦しくて、暗いんだよな。

良く知らない暗いヤツが、良くわかんないヤツらに追われていて、これまた良く知らない昔の恋人っぽい人に助けられてってどこに感情置けばいいんだよ!

せめて明るい馬鹿なら見てて楽しいのに…。

あと、ブルースが帰って来た途端にいきなり恋人捨ててるけど、ベティお前酷くないか?レナードは良い奴だぞ。

この辺もキャラクターの紹介に失敗してると思うぞ。

重い!暗い!楽しくない!

正直DC映画を見てるのかと思うぞ。アクアマン以前の。

マーベルの最大の特徴とも言うべき軽妙さが一切無い。

観客を引き込む努力を放棄しているのか。

普通のつまんないアクション映画にしか見えんのだ…。

物理的に画も暗い。バットマンじゃないんだから…。

俺たちが見たいのはハルクが大暴れしてる所だ!巨大な敵相手に気持ち良く暴れさせてあげてくれ!!

キリキリとフラストレーションだけが溜まっていくぞ!

ハルクがカッコ良くない

CGの出来があまりよろしくない。

なんかゲームのキャラクターみたい。

何かサイズも小さいし…。

ハルクのアクションもカッコ良くなくて、アベンジャーズ以降のハルクを見た後だと、よりそう思う。

普通の人間みたいに走ってるんだもん。

1つ1つの表現とか映し方とかにアイデアが欠けている感じ。

アクションに工夫が無いから戦闘シーンもつまらない。

あと、髪型も良くないよね。

ハルクになってるのにブルース成分が多すぎて大人しそうに見える。

まとめ

そんなこんなで、この映画見なくても良いんですよ。

どうせ役者も変わるし。

お話の繋がりも最後の部分のちょっとだけだし。

MCU作品じゃなかったら、もう誰も話題にしてないと思うぞ。

つーかこれ、ヒーロー映画じゃねーだろ。

まぁ、これも含めてのMCU。完璧なんて面白く無い。欠点も魅力の1つだ。

次だ、次。

 

お次はこれだ!

あ、こいつも・・・。

アイアンマン2 (字幕版)

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