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『アイアンマン2(2010)』感想 MCU本格始動!アベンジャーズへ向けて動き出す!MCU第3作目

アイアンマン2 (字幕版)

MCUの第3作目にして、アイアンマンシリーズの2作目。

意外な事にMCUの前作「インクレディブル・ハルク」から2年近くも間が空いている。

最近の、1年に3本くらいMCUやってる様なペースからすると、この頃はまだそれほどの勢いでは無かったのが垣間見えて、ちょっと感慨深い。

監督は前作に引き続きジョン・ファヴロー

脚本はロバート・ダウニー・Jrがマーベルに推薦したという、ジャスティン・セロウ。

主人公トニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jrや、ヒロイン:ペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトローも続投。

しかし、トニーの友人である空軍中佐ローディを演じるのは、前作のテレンス・ハワードからドン・チードルへキャストが変更。

当時「え?誰これ?」って思った記憶があるなぁ。

イケてる悪友から、巻き込まれ幼馴染に変わった感じ。

出演料で折り合いがつかなかったそうですが、ハルクと違って、こちらは良い感じだっただけに惜しい…。

まぁ、今となってはドン・チードルも悪く無いし、何なら今後の展開を考えるとチードルの方が合ってる気もする。

あらすじ

トニー・スタークがアイアンマンとなってから半年後。

かつて、トニーの父ハワードと、アークリアクターを共同開発していたアントン・ヴァンコが不遇の晩年の末死去。

スターク家に恨みを持つ、その息子イワン・ヴァンコが、復讐をのためにアークリアクターとパワードスーツを開発し、トニーに勝負を挑む。

見所

MCU本格始動

ここから本格的にMCUアベンジャーズへ向けて動き出す。

今までもワードとして出たり、エージェントが絡んだりはあったけど、今作から物語の主軸にS.H.I.E.L.D.が絡みだすし、主役のヒーローとは別のヒーローがガッツリ本編で動き出す。

そう、ニック・フューリーやブラックウィドウがメイン格で出てくるのです。

このスカーレット・ヨハンソンが、美しくて強くてカッコ良くて本当サイコー!

単独スピンオフが待ちきれないね。

イースターエッグとしてキャップの盾の原型みたいなのがあったりしてそこも面白い。

父と子

これからアイアンマンの核となる、父と子についての話が掘り下げられる。

トニーにとって親の事は本当に大事な、譲れない物だというのがキャラクターとして肉付けされていく。

立ち直るきっかけも父のビデオレターだったりね。

敵役のイワンも同様に父の事に拘っている。ちょうど鏡写しの様に。

受け継いだ物をどう使うか、それは当人の心持ち次第だ。

ジャスティン・ハマーの圧倒的小物感!

スターク・インダストリーズのライバル会社であったハマー・インダストリーズのCEOジャスティン・ハマー。

サム・ロックウェルが演じ、本作のコメディ・リリーフを一手に引き受けるこの男、圧倒的小物感で最高の失笑をもたらしてくれるぞ!

やる事なす事言う事全部しょうもなくて、素晴らしい!

小躍りしてるのとか見ると本当、呆れ返るぞ!

感想

正直脚本の出来が良くないと思う。

映画全体のテンポも悪くて無駄な間延びが多く、最初のアクションシーンまで30分以上もかかる(冒頭の意味の無いお遊びを入れなければ)。

ログラインも混乱していて、政府と軍の話、武力の個人所有の話と父と子の話と、イワンの話とトニーの生命の話とアベンジャーズの話とが詰め込まれていて、ゴチャっとしててまとまりが無い。

もうちょっとシンプルにならないものか。

この映画、2作目として典型的な失敗を犯していて、それは何かというと、序盤に観客が主人公の事を好きになるシーンが用意されてないんですよ。

最初にトニーがアイアンマンの力を使って人助けをしているシーンは必要だったと思う。

スーパーパワーの代償として寿命を削っている悲愴さみたいなのは描いてるけど、そのスーパーパワーで何をしているのかが描かれていない。

あの冒頭のシーンで子供の一人でも助けてからエキスポの会場に到着してたら結構違ったのにね。

1作目で登場人物の説明は済んでるし、と思っちゃうのかもしれないけど、

公開は1作目から2年後の作品だし、劇中では半年後のトニーだし、

観客とキャラクター達が会うのは久々なので、どんな人だったか?どこが好きだったか?を思い出させるシーンが必要じゃないですかね。

何か傲慢で嫌な奴のまま進んでしまうので、今一つノリきれない。

1からのファンはまだマシだけど、2から見たら本当にただの嫌な奴にしか見えないんじゃないか。

前作で上手く描かれていたトニー・スタークのハートの部分が感じられない。

自暴自棄過ぎて、あまり共感が持てる人物ではなくなってしまっている。

彼を見ていても楽しくないんだよ。

食べ物を粗末に扱うし…。

そういや、イワンは何でわざわざモナコで襲ったんすかね?

っていうか、イワンがモナコ行きの切符受け取るの見せる前に、観客にトニーがモナコへ行くぞってシーン見せとかないとダメじゃない?ハラハラしないじゃん。

何か見逃してる?

そもそもコイツ何がしたかったんだ。

復讐にしては、タマ取る気無さそうにムチを縄跳びみてぇに振り回してるし

トニー以外にもアークリアクターを作れる人間がいるのだというアピールなら、その後について無計画すぎやしないか。

お前が捕まったらそこで終わりだろ!

偶然と他人に頼ってんじゃないよ!

ハッピー役として監督であるジョン・ファヴロー自身が出てるけど、ちょっとあなた出すぎじゃないのってくらい出てたりするのが面白い。

トニーの周囲の人物関係が出来上がっていくので、この後のMCUを楽しむためにも是非見ておきたい。

あと、ハマー・ドローンめちゃくちゃカッコ良いよね!

見直すとこの頃はまだ制作方針が定まっていないのか、ちょっとガチャガチャしてる印象。

映画で一大クロスオーバー世界を作るなんて、誰もが初めての試みだしね。

 

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 次はー、あれ…?あんまり記憶にないぞ…?

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