映画感想ブログ シアターじぶんち

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「LEGO(R) ムービー(字幕版)(2014)」感想 平凡だって悪い事ばかりじゃない!

LEGO(R) ムービー(字幕版)

フィル・ロード&クリス・ミラー監督作。

この2人はスパイダーマン:スパイダーバースの制作・脚本(ロード)として、もう完全に現代映画界最重要コンビとなってますね。

めちゃくちゃハイテンションでキレッキレのギャグと、LEGO世界とは思えない程豊かな映像表現。

丁寧な登場人物の掘り下げ方と深みのある物語。

「成程、こうもってくるか!」と思わず唸る後半のツイスト。

頭から離れない音楽。

この映画全てがサイコーじゃないか!

あらすじ

世界征服をたくらむおしごと大王によって、魔法使い・ウィトルウィウスの城から世界最強の兵器が奪われる。

しかし彼は、いつの日か黄色い顔の選ばれし者が、地の底より奇跡のパーツを見つけ出し、救世主となるであろうと予言した。

マニュアル通りに生きる何の特徴もない平凡な建設作業員・エメットはある日建設現場でフードを被った怪しい人物を見かける。

マニュアル通りに通報しようとするが、フードを外した彼女に一目惚れ。

逃げる彼女を追って地下へ行ったエメットは、そこで世界を守る奇跡のパーツを手に入れる。

何の特徴もない彼が本当に救世主なのか?

世界を救うため、様々なLEGO世界へ冒険の旅へ出る。

 

感想

まず、キャラクターが最高!

主人公のエメットは建設作業員で、マニュアル通りに決められた生活を何の疑問も無く送っている。

このマニュアル通り生活の描写が、現代風刺的でもあり、底意地の悪いギャグで描かれていて素晴らしい!

で、彼本人は周りに合わせて卒なくやってるつもりなんだけど、周りからすると・・・ってのが分かるシーンがあって、そこはもう心が痛い!

でもこの男、そこでそんなに暗くならないのが良いんですよ。

終始明るいというか能天気と言うか、思い詰めてどんより見たいにならないのが素晴らしい!

そんなのは、この映画に出てくるもう一人のヒーローで間に合ってるのだ。

悪役もヒロインも魅力的だし、仲間になる色んな世界のキャラクターも個性豊かで楽しいし、非の打ちどころが無いんじゃないか。

そして、とにかく映像が凄い。

人も自然も世界の全てがLEGOで出来てるんだけど、物凄く表現が豊か。

実写以上に情報量が多いような気さえしてくる。

スピーディな編集のテンポも良いし、本当に見ていて気持ちが良い。

世界がLEGOで出来てる事、それ自体がギャグになってたりして、そこも超面白い。

あと監督の2人は必ずドラッギーな映像を入れるけど、何のこだわりなのかw

と、まぁ基本的にそんな感じのコメディなんだけど、

それでいてお話は英雄とは、想像力とは何か、LEGOとは何か、物を作るとは、という非常に深遠なところまで行きつく。

そこで、マニュアル通りに作ることも、独創的であることも、どちらも否定するわけではないというのがまた素晴らしい。

英雄になるのに必要なのは「選ばれること」じゃないと言うのも熱い。

本当に万人に開かれた作品だと思う。

良くもまぁこんな作品をこの時間に収めたものだと感心しきり。

本能的な、原始的な部分の快楽を揺さぶられる感覚。

次々と繰り出されるギャグと映像に脳がやられちゃう快感。

老若男女誰でも楽しめると思うし、絶対に見て損はしないですね!

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