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「RAW 少女のめざめ(2018)」感想 圧倒的不快感!見ているだけで身体が痛い!

RAW 少女のめざめ(字幕版)

超絶不快な映像の数々。

想像しうる限りのありとあらゆる不愉快さを詰め込んだ博物館。

製作者とお友達になりたくない映画No.1。

 

監督はジュリア・デュクルノー。長編デビュー作。

主演はガランス・マリリエール。

 

 

あらすじ

主人公は、獣医学校に入学した秀才のジュスティーヌ。

ベジタリアンの彼女は、新入生の通過儀礼として生肉を食べさせられる。

その日から、徐々に彼女の隠れていた本性が露わになっていく。

 

感想

オープニングについて

映画は葉が枯れ落ちる並木道から始まる。

一点透視の構図でありながら、木の間隔や姿が左右非対称で、とても不安定な印象を与える。

そこを歩いてくる人影。その向かいから車が走ってくる。

カットが変わると、歩いていた人の姿が無い。

ショック。

緊張感を煽る音楽と木枯らし。

そして、フッと無音になり、黒地に赤文字でタイトル。

作品の自己紹介として完璧だ。

これからの不穏な予感に満ちていてワクワクする。

とか最初は色々考えてました。

が、

 

もう笑うしかない!

途中からはもう、映し出される全てが不快で、防御反応として笑う事しかできない。

血がドバドバ出る様な怪我した時に、脳が現実を受け入れられないのか何なのか、

面白くもないのに笑っちゃう事があると思うんだけど(俺だけ?)、その感じを味わえる。

中盤、正にそんなシーンがあったりして、あまりの出来事に思考が止まり、ゲラゲラ笑う事しかできない。

演出とか構成とかテーマとかそんなん考えてられない。

ただひたすらに悪趣味な映像の波に呑まれていく。

大人になるとか、愛の形とか、伝えたい事が何であれ、この表現で語るのは最高にどうかしてるぞ!

 

まとめ

視点を変えると生きるとはこんなにおそろしい事でもあるのかと。

食べるとか愛するとか、生に繋がるものの描写がとにかく嫌。

 

本当に衝撃の大きい作品なので、1度は見てみる事をお勧めしたい。

 

 

お仲間

ハンニバル (字幕版)

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