映画感想ブログ シアターじぶんち

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『Re:LIFE~リライフ~(2015)』感想 人生はいつからでも書き直せる。

Re:LIFE?リライフ? (字幕版)

しっかり作られたコメディ映画。

驚きや派手さは無いが面白かった。

笑って吹き出したり、じんわり感動したり、ちゃんとツボを押さえた感じ。

疲れた時に見ると良いかも。

基本情報

 

 

スタッフ

監督/脚本    マーク・ローレンス

製作総指揮    デヴィッド・コプラン

制作       リズ・グロッツアー

         マーティン・シェイファー 

撮影       ジョナサン・ブラウン

音楽       クライド・ローレンス 

衣装       ゲイリー・ジョーンズ 

編集       ケン・エルート

キャスト

ヒュー・グラント  :キース・マイケルズ

マリサ・トメイ   :ホリー・カーペンター

ベラ・ヒースコート :カレン・ギャブニー

J・K・シモンズ  :ハロルド・ラーナー学科長

アリソン・ジャネイ :メアリー・ウェルド

 

 

あらすじ

主人公のキースは脚本家。

15年前にアカデミー脚本賞を受賞したが、その後は鳴かず飛ばずで、現在はどこも脚本を採用してくれない。

エージェントに仕事を求めるが、紹介されたのは田舎の大学の講師。

教師に対する偏見を持ち、その仕事を嫌がっていた彼だが、金銭的な問題から渋々引き受けることとなる。

初めは全くやる気の無かったキースだが、生徒との交流を通じて、自分の人生を見つめなおしていく。

感想 

主人公のキースがクソ野郎 

就任早々、女学生に手を出す。

パーティの席で無礼を働いて、場を凍り付かせる。

生徒の選考を顔で決める等々。

 

本当にどうしようもないダメ男。

基本無神経で、見栄っ張り。

冗談も際どくて、人によってはこの男すっごい嫌いだと思う。

個人的には、不思議と嫌いになれない。

作中でキースがする脚本のアドバイスでも欠陥と魅力の関係について言及されるが、

この欠点の多い男を気に入るかどうかがこの作品の全てだろう。

 

最初は「ほんと、どうしようもないヤツだなぁ」と笑って見ていたが、

最終的にはめちゃくちゃ感情移入してしまう。

うっかりすると泣いちゃう。

会話の面白さ

台詞が本当に面白い。

キースの空気読めない発言。

皮肉の効いたやり取り。

脚本を題材にした作品だけに、映画に絡めたジョークも多い。

台詞以外にも、シチュエーションで笑わせてくれたり、

爆笑は無いがオフビートで居心地の良い笑い。

何故脚本を書くのか

脚本が売れずに腐っているキースが、生徒に教えることで自分も学んでいく。

脚本の講義そのものが、自身のカウンセリングになっているかの様。

登場人物たちは作品を作ることで自分自身と、問題と向き合っていく。

これは創作というものの本質的な魅力ではないだろうか。

いつでもやり直せる

キースの生徒で、復学をしたシングルマザーのホリー。

彼女は「遅咲きの人々」という本を愛読している。

年齢に縛られずに成功を掴んだ人たちの話が載った本だ。

働いて子育てしながら常に前を向いて生きるホリーが、

過去の栄光にすがり、才能の有無に囚われるキースの背中を押してくれる。

それを見ている私たちの背中も一緒に。

今が何幕目なのかは分からないが、いつだって書き直しはできるはずだ。

 

個人的にはラブロマンス要素がちょっと要らないかも。

 

作中で引用される名作。

いまを生きる (字幕版)

いまを生きる (字幕版)