映画感想ブログ シアターじぶんち

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『マイティ・ソー(2010)』感想 MCU第4弾!真っすぐ素直で直情的。王になるため四苦八苦。その兄弟喧嘩はいつまで続くのか!雷神・ソーの登場だ!

マイティ・ソー (字幕版)

MCU第4作目。

北欧神話をベースにした雷神・ソーの登場だ!

見ていて気持ち良いけど、ちょっと心配になるくらい真っすぐな男だ!何でもすぐ信じすぎだぞ!

ソーの少年漫画の主人公みたいな性格ゆえか設定ゆえか、今までで一番コミックっぽい感じ。

結構、人によって好き嫌いありそう。

自分はこの映画公開当時には見ていなくて、アベンジャーズの後にソフトで見てる。

いきなり北欧神話とか言われてもなぁって感じで惹かれなかったんだと思うけど、実際の所中身はSF。

神話の神と言うのは実は、宇宙から来た別の生命体っていうのは非常にSFマインドを刺激される。

本編中でアーサー・C・クラークの言葉として引用される「魔法とは未解明の科学に過ぎない」もボンクラ心に熱い。

ハマると危ない方向に行きそうだ。

 

作品情報

監督は シェイクスピア劇で有名なケネス・ブラナー

アスガルドの史劇テイストな演出のための抜擢かな。

主演はクリス・ヘムズワース

ソーの魅力の半分は彼の魅力じゃないだろうか。

ヒロイン:ジェーンを演じるのはナタリー・ポートマン

ソーの友人として浅野忠信が出てたりもします。

MCU初のアジア人かな?

MCU的には、コールソン大活躍。

ホークアイ初参戦作品という見所もあります。

あらすじ

神の国アスガルドの第1王子にして、全能のハンマー「ムジョルニア」の使い手・ソーはアスガルドの次期王候補。

自国の武器庫に侵入してきたヨトゥンヘイムの巨人たちに激怒し、父・オーディンの反対を押し切りヨトゥンヘイムを襲撃。

そのことが原因でオーディンの怒りを買い、力を奪われ、地球に追放されてしまう。

果たして彼は力を取り戻し、王として認められることができるのか?

感想

見返して評価が上がった作品第1弾。

エンドゲームまでのソーとロキを見た後だからってのもあるかも知れないけど、

正統派の貴種流離譚で成長を描き、カルチャーギャップコメディで笑いも入れて、アクションも工夫があるし

若干こじんまりしてるきらいはあるけど、良く出来てると思う。

ロングで撮ったニューメキシコの町がしょぼすぎやしないかとか難点はあるけれど。

このキャラクター達を観客に納得させただけでも、大成功ですよ。

これ見たら、ソーとロキの事好きになるでしょ。

好戦的で傍若無人な雷神ソーが、力を失い文字通り転落、見知らぬ土地で人々と協力し、交流を深め、見聞を広め成長し、王としての資質を獲得するっていう流れがちゃんと描けていると思う。

力を失い、それでも、自分に出来る限りの事をするソー(敵に襲われた時、彼は「逃げる」のではなく、「逃がす」のだ)の姿は正にヒーローだし。

自分を危険にさらしても周囲の人々を守ろうとする姿まで描いて、正統派。

ヘムズワームの愛嬌もあって、自分を見失いどうしたらいいのか分からないソーには感情移入しちゃう。

中盤のムジョルニルのシーンも、悲しみと涙の象徴としての雨の演出とか、ベタだけどやっぱ心に来るしね。

というか、あえて狙ってベタで正統派で分かりやすいヒーロー映画にしてるんじゃないかと。

それに加えてトム・ヒドルストン演じるロキの魅力ですよ。

本当に良いトリックスターで、物語をかき回してくれる。

やってる事はめちゃくちゃなのに、どこか憎み切れない。

可哀想なヤツなんですよ…。お兄ちゃんの事大好きなんすよ…。悪いのは親父なんですよ…。

トム・ヒドルストンの眉毛の演技すげー好き。おでこの皺も。

轢かれるソーとか、コスプレ集団が田舎の町を颯爽と歩いてるギャグとかも面白いし、

「頭のおかしいヤツだと思ってたけど、本当は凄い奴だったのか…。」展開も個人的には大好物。

目新しさはそれほど無いし、どこか突き抜けない感じも否めないけど、良くまとまった良い映画でした。

マイティ・ソー (字幕版)

マイティ・ソー (字幕版)

 

お次は、アメリカが世界に誇るドーピング・ヒーローの出番だ!